前回の調査で「高値更新した日の次の日に高値を更新する確率(3日高値更新する確率)」は約55%、「安値更新した日の次の日に安値を更新する確率(3日安値更新する確率)」は約51%と、やや順張り有利という結果が出ました。
しかし、前回の調査には「高値も安値も同時に更新した場合」の考慮が無かったため、同時更新時には片方が必ず負けてしまうことに気づきました。
そこで「両方更新した場合には無視する」ことで勝率を上げてみます。
「高値を更新した次の日」に続騰(3日高値更新)する確率(安値同時更新時は無視する)
期間:2001/1/4~2012/3/23 通貨ペア:ユーロ/米ドル 高値ベース
検証日数:2927
高値更新日数:1142
未更新日数:1785
3日高値更新日数:688
3日高値更新確率:約60.2%
「安値を更新した次の日」に続落(3日安値更新)する確率(高値同時更新時は無視する)
期間:2001/1/4~2012/3/23 通貨ペア:ユーロ/米ドル 安値ベース
検証日数:2927
安値更新日数:984
未更新日数:1943
3日安値更新日数:541
3日安値更新確率:約54.8%
予想通り、上昇しました。
高値更新の場合には60%を超えています。
これだけ優位性があれば、バックテストでそこそこ良い結果が出るシステムが作れそうです。
次回はこの優位性を利用したトレードシステムを作ってみます。
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