LineDeleteButtonとは
大量にトレンドラインや水平線を引いたものの、次の日や次の週などで「いったんクリアして引きなおそう」というときにライン削除するのが面倒だったので作りました。
ボタンをダブルクリックするとトレンドラインや水平線、フィボナッチなどばっさり削除します。
使い方
爆弾ボタンをダブルクリックするとラインなどがばっさり削除されます。
それだけです。10~15分くらいで作りました(笑)
表示位置が中途半端?
実はこのツール、昨日公開した「TrendMemo」と同時使用する想定で規定値の設定をしています。
両方設定するとこのような感じで綺麗に並びます。(私の環境では)
→トレンド方向や簡単なメモをチャート上に残すMT4用無料ツール「TrendMemo」公開!
うまく合わない方やTrendMemoを使用しない方は後述するパラメーターを参考に、お好きな位置に移動してください。
ダブルクリック間隔設定
規定値では2秒間としています。(1回目のクリックがあってから2秒以内にもう一度クリックされた場合にダブルクリックとみなします)
歳を取られた方はダブルクリックが苦手と聞いたことがあったので長めに設定しています。
※MT4のチャートイベントにダブルクリックが無かったのでダブルクリック判定処理を組み込みました。
なぜダブルクリック?
ワンクリックですと誤動作の恐れがありました。
よくある「削除します。よろしいですか?」のようなメッセージを出すことも考えたのですが…
MT4の標準にはAlert(OKのみ)しか無さそうだったのでダブルクリックとしました。
なぜ爆弾アイコン?
一気に抹消する感じが爆弾かな…と思ったので。
気に入らない方はパラメーターで変更できます。
Wingdingsフォントを使っています。パラメーターのWingdingsNumにハサミの場合には34を設定してください。(消しゴムのようなフォントは無いようです)
Wingdingsフォントについては以下のサイトを参考にしてください。
ただし、「Build600以降の日本語版WindowsではWingdingsの224番目以降がObject表示できない」という問題があるので224番目以降は指定しないようお願いします。(おそらく文字化けします)
LineDeleteButton Ver1.01 更新情報
裁量トレード練習君でラインを引きながらトレードの確認をしていたのですが…
水平線とトレンドラインを削除するため、LineDeleteButtonを設置してダブルクリックすると…
ばっさり!トレード結果まで削除されてしまいました。
これはちょっと使いづらい…
トレード結果には頭に#がつくようですので、頭に#がついていたら無視できるパラメーターを用意しました。
新しいパラメーター、IgnoreName1~5に頭の文字を入力することで無視します。
今回の場合は#です。
この状態からダブルクリックすると・・・
このように、オープン・クローズの矢印と矢印を結ぶラインは残して後は削除されます。
もし、ラインを引くインジケーター等を使っていて「削除してほしくないラインがある」場合には「ライン等」の「名前」を調べて「頭に特定の文字」が付加されているようであれば、ここに設定してください。
また、通常のラインでも、「トレンドラインは削除したい」が「水平線は削除したくない」場合にはIgnoreNameに「Horizontal」などと入力しておけば、水平線のみ削除対象外にできます。
※大文字と小文字は別文字として判断しますので、正しく入力してください。
ダウンロード
以下のリンクからダウンロードしてください。
※クリックでダウンロードされない場合には、右クリック→対象をファイルに保存 等でダウンロードしてください。
TrendMemoのインストール
1.ダウンロードしたファイルを解凍してください。以下のファイルが入っています。
LineDeleteButton.ex4
2.MT4を起動し、上部メニューのファイル(F)からデータフォルダを開くをクリックします。
3.開いたフォルダ(エクスプローラー)からMQL4→Indicatorsの順に開き、1.に入っていたLineDeleteButton.ex4をコピーします。
4.MT4を再起動するか、ナビゲーターウィンドウの罫線分析ツール上で右クリック→更新するとナビゲーターウィンドウにLineDeleteButtonが表示されます。
5.ナビゲーターウィンドウに表示されているLineDeleteButtonを任意のチャートにドラッグ&ドロップします。
パラメーターの入力:以下の説明に従って必要な設定をしてください。
パラメーター説明
DoubleClickInterval:ダブルクリック間隔。単位は秒です。
ButtonX:ボタンの横位置(X軸)
ButtonY:ボタンの縦位置(Y軸)
ButtonFontSize:ボタンの文字フォントサイズ
ButtonHight:ボタンの高さ
ButtonWidth:ボタンの幅
Corner:ボタン表示位置(0=左上 1=右上 2=左下 3=右下)
※表示位置を変更した場合、X軸やY軸の変更も必要なります。
WingdingsNum:アイコン(絵文字)指定。規定値は爆弾(77)
ButtonColor:ボタンの色
ButtonFontColor:ボタンの文字色
IgnoreName1:無視する名前の頭文字1
IgnoreName2:無視する名前の頭文字2
IgnoreName3:無視する名前の頭文字3
IgnoreName4:無視する名前の頭文字4
IgnoreName5:無視する名前の頭文字5
IgnoreNameの条件はORです。いずれかの文字が頭に含まれていた場合、無視します。
注意事項
当ツールを利用したことに関連して生ずる損害について、一切責任を負いません。(自己責任でお使いください)
当ツールはフリーソフトです。個人使用・業務使用に関わらず自由にご使用いただいてかまいませんが、著作権は放棄しておりません。当ツールの販売は禁止いたします。
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