ABLENETは9年前(2016年)に調査して記事にしています。
最速16ミリ秒、平均56ミリ秒、最遅188ミリ秒という凄まじいレイテンシを記録しました。
9年の歳月が流れ、今はどうなっているのか気になったので調べてみることにしました。
VPSの業者は増えて群雄割拠時代
9年前にはそれほど多くなかったVPS業者、今はかなり増えているようです。
しかしFXに特化したVPSを用意しているVSP業者はあまり多くない印象。その中でABLENETとの比較のために選んだのが「シンVPS」です。
「他社を凌駕する性能を持つシン世代VPSサービス」と書かれています。その実力を見せていただきます。
価格・スペック対決
シンVPS【FX自動売買VPS】

スペック:3GBメモリ、仮想2コア、NVMe150GB
OS:WindowsServer2022
価格:2,970円(一ヶ月契約)
ABLENET【Win2】


スペック:3.5GBメモリ、仮想3コア、SSD120GB、HDD100GB
OS:WindowsServer2025(バージョンは選択可能)
価格:3,522円(一ヶ月契約)+RDPライセンス 1,320円
ABLENETはやや割高
シンVPSの50%OFFは初月のみ、ABLENETの新規価格は初回支払時のみの適用ですのでお気をつけください。
ABLENET、年払いしてしまえば初年度は結構安くなりますが、それでもRDPライセンス1,320円/月が重いです‥。価格を詳しく知りたい方はリンクからご確認ください。
約定速度(レイテンシ)対決
まずは9年前は速かったAxioryでの比較です。
Axioryでの対決
まずはシンVPSから見せてもらいます。

最速78ミリ秒、平均152秒。まずまずというところでしょうか。
次に本命、ABLENET。

最速93ミリ秒、平均182ミリ秒、なんとシンVPSに敗北しました‥!9年前のあの爆速はどこへ‥。
一応、他のFX業者でも試したので結果を載せておきます。
XMでの対決
海外FXでは人気があるらしい、XMを使ってみました。
シンVPS

ABLENET

XMのサーバーは海外にあるため、かなり遅いです。最速では同値、平均ではシンVPSの勝ち。最遅ではABLENTの方が速かったです。
OANDAジャパン
日本にサーバーがあるOANDAも試してみました。
シンVPS

ABLENET

OANDAジャパンの場合はABLENETが圧勝でした!
まとめ
ABLENET、Axioryを利用した場合の速度は9年前と比較するとかなり遅くなった印象です。
Axioryを利用するならシンVPSの方が良さそうです。XMの場合は大差なし。OANDAジャパンであればABLENETが断然速いという結果になっています。
ご利用の業者で速いかどうかは試してみるしかありません。今回紹介したシンVPSもABLENETも試用期間があります(※)から、ご自身でお確かめください。
※試用期間の有無は記事投稿時点の情報です。
レイテンシの調査にはLatencyEA.mq4が使えます。
(右クリックメニュー→ファイルとして保存 等で保存してください)
ちなみにファイルの拡張子を変えてMT5で使おうと思っても使用できません。(発注処理が変わっているので書き換える必要があります。)
以上が9年経ったABLENETの実力でした‥!(「相変わらず速い!」とか、「遅すぎてダメ!シンVPSが良い!」というような記事にしたかったのですが、どちらが良いとは言い切れない、微妙な結果になりました‥。)
コメント