RSI(相対力指数)

   2016/11/25

RSI(Relative Strength Index)は、「買われすぎ」や「売られすぎ」をみる為の指標。
J. ウェルズ・ワイルダー・ジュニア氏が考案した。


【計算式】

RSI = 100 – (100 ÷ (1 + RS))
RS = 過去n日間で上げて引けた日の上げ幅の平均 ÷ 過去n日間で下げて引けた日の下げ幅の平均

nの値には一般的に14を用いる。
(考案者のJ.ウェルズ・ワイルダー・ジュニア氏も14日としている)
※短期RSIには9を用いる事が多い


<RSIを使用したテクニカル分析>
RSIが70を越えたら「天井が近い(買われすぎ)」、30を割ると「底が近い(売られすぎ)」と判断する。

<検証>
まずはRSIがうまく機能した例を示す。

(1) 単純移動平均のクロスによる売りシグナルとRSIの売りシグナルの比較。
RSIの方が早くシグナルが出ている。
(2) 単純移動平均のクロスによる買いシグナルとRSIの売りシグナルの比較。
RSIの方が早くシグナルが出ている。

ただし、このようにうまく機能する例は多くない。

最初の売りシグナルの後、買いシグナルが出るほどには売られず、もう一度売りシグナル発生(2回目)
2回目の売りシグナルの後、RSIは横ばいだが価格は上げ続けている。
このように、強いトレンドが発生するとダマシが多くなる為、注意が必要。

次に、J. ウェルズ・ワイルダー・ジュニア氏が「失敗したスイング」と書いている二番天井(二番底)が一番天井(一番底)を抜けない場合の売買シグナルを検証してみる。

(1)の1番底を(2)の2番底が下抜けなかった例 (買いシグナル)
下落が終わり、一旦、価格は上昇し、高値1.3500をつけている。
しかし、チャートを見ると、その後は上昇せずに安値を更新することになるので、どこかで手仕舞いしなければ損失を蒙ることになる。

(1)で売った場合、(2)の最安値更新で損失を蒙ってしまう可能性がある。
(3)の最安値を更新した期間では、RSIの売りシグナルが出ていない。

このRSIと価格の乖離・・・ダイバージェンシーは相場の転換を示すとされる。そして、その通り価格は上昇相場へと転換する。

J.ウェルズ・ワイルダー・ジュニア氏はこのダイバージェンシーについて、「相場の転換で必ず現れるわけではないが、重要なポイントにはたいてい表れる」と書いており、相場転換の可能性を示す指標として取り入れる価値はありそうである。

RSIにはこれ以外にも「価格よりも先にサポートラインやレジスタンスラインが現れる」「価格とは別に独自の売買・手仕舞いシグナルを出す」といった使い方もあるが、ここでは紹介しない。
(※ J.ウェルズ・ワイルダー・ジュニア氏の著書を参考にして頂きたい)

<参考書籍>

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