評価 | ★★★★★ (とてもおすすめ!!) | |||
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対象読者 | 超初心者 | 初心者 | 中級者以上 | |
市場 | 全般 | 為替 | 株式 | 商品 |
期間 | 短期 (デイトレード) |
中期 (スイング~) |
長期 |
僕が愛用している書籍ですっ。
テクニカル分析だけではなく、資金管理や投資家心理など非常に広範囲な内容をこれ一冊でカバーしています。
私のように「日足」でトレードしているトレーダーには特にオススメです。
ただ、広範囲すぎて「沢山紹介されているが覚えきれないし、具体的にどれを使用して良いのか分からない」という方も出てくるかも知れません。
そういう場合には「3段階スクリーン・トレーディング・システム」を使ってみてください。
1段階目は13週移動平均、2段階目はエルダー線でもストキャスティクスでもウィリアムズの%Rでも何でもいいです。 使いながら色々と試して自分用にアレンジしていけば良いと思います。
また、1つ1つの内容は薄いので、非常に勉強されている方は「簡単すぎる」と思われるかもしれません。
(それでも読んだことが無いのでしたら1度読んでみても良いと思います。何か得られるものはあるかと。)
ご参考までに、書籍の内容について章毎にコメントを入れてみます。
第1章 個人の心理
トレードで最も重要なのは優秀なトレーディングシステムではなく自己心理です。
第2章 集団の心理
集団の心理をコントロールすることはできません。コントロールできるのは自己心理のみです。
集団の心理はある程度予測可能です。
第3章 古典的チャート分析
バーチャートやローソク足などの基本的な説明と、レジスタンスライン/サポートライン、トレンドラインの引き方など。
線を引くのは基本中の基本です。
第4章 コンピュータテクニカル分析
移動平均線やMACD、MACDヒストグラム、ADX、モメンタム、ROC、ウィリアムズの%R、ストキャスティクス、RSIと多数のテクニカル分析について解説されています。
著者は「MACDヒストグラムと価格の乖離はテクニカル分析における最強のシグナル」と書いています。
滅多に発生しませんが、発生した時には最良の投資チャンス。 逃さないようにしたいものです。
第5章 見過ごされてきたその他の指標
出来高、取組高など。FXの場合、出来高ってどうやってみるのか良く分かりませんが…ロンドン市場とか見るのでしょうか…?
第6章 株式市場のテクニカル分析
株式市場の場合に使えるテクニカル分析について書かれています。
第7章 コンセンサス指標
ちょっと変わった指標。為替にも応用できる部分はありそうです。
第8章 新しいテクニカル指標
エルダー線、勢力指数について解説されています。エルダー線は単体でも、3段階スクリーン・トレーディング・システムでも使用できます。
勢力指数は出来高を計算にいれるため、出来高の情報が必要になってきます。FXでは使いづらいかもしれません。
第9章 トレーディングシステム
いよいよ本書の集大成「3段階スクリーン・トレーディング・システム」についての解説です。
その他にパラボリック・トレーディング・システムやチャネルを用いたトレーディングシステムについても解説されています。(あくまでもメインは3段階スクリーン・トレーディング・システムです)
第10章 リスク・マネジメント
マネーマネジメントと手仕舞い方法について解説されています。個人的にはかなり重要なポイントだと思います。
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