WildCatSniperとは
むかし流行った(日本時間)早朝の「取引量が少ない時間帯には、大きく動きにくい」という市場の特徴をエッジ(優位性)にしたEAです。
早朝から2時間程度の短い時間帯のみ稼働し、行きすぎた相場が示現したら逆張りでエントリーします。
「相場の行き過ぎ」が終了した、または昼頃までポジションを持っていたら全て決済します。(トレイリングストップで決済されることも多いです)
開発してから数年経過している使い古しのEAですが、何度も手を入れながら運用を続けてきました。
今は早朝のスプレッドがかなり広めに設定されているブローカーが殆どのため、利益が出にくくなってはいますがそれでもエッジは残っています。
なお、このロジックはブローカーによっては「まったくエントリーしない」ことがあります。その場合には「許容スプレッド(MaxSpread)を広げる」よりも「早朝のスプレッドが比較的狭いブローカー」を選択することをおすすめします。
※このEAはZigzagBreakoutEAと異なり、状況によっては裁量で「停止」する必要があったり、「使用方法が複数ある」ため少々難しいEAになっています。
バックテスト結果
現在対象にしている通貨ペア・時間軸はEURCAD、EURAUD、EURGBP、GBPUSDのM5です。
この中ではEURCADが一番安定しています。とりあえず1つ稼働させてみるのでしたら、EURCADがおすすめです。
また、2016年12月から検証を開始したEURAUDもEURCADに負けず劣らずフォワードテストでも良い成績になっています。
バックテストの期間は2005年1月1日から2017年2月14日、使用しているデータはAlpariです。
EURCAD M5
スプレッドは20(2.0pips)です。
PFは2.18、勝率は81.02%となっています。
WildCatSniperでは、この通貨ペアのフォワードが最も良いため私は一番Lotを高くして稼働しています。
(稼働を1時間早くするとバックテストの成績がもっと良くなりますが、スプレッドが安定しないためかフォワードでは「まったく稼働しない」「なかなか勝てない」という現象が発生するため、現在はこの設定になっています)
EURAUD M5
PF2.92、勝率は76.46%です。
特に直近数年の成績が良くなっています。
2016年12月からフォワードテストを開始したところEURCADよりも良い成績が出ています。
EURGBP M5
スプレッドは15(1.5Pips)です。
PFは3.23 勝率は73.50%。
実は開発した当初、この通貨ペアで開発・稼働していました。
稀に大きな損失が発生することがあります。また、トレード回数は少なめです。
GBPUSD M5
スプレッドは15(1.5Pips)です。
PF2.21 勝率は74.77%。
EURGBP動揺、稀に大きな損失が発生します。
(特に2016年の英国EU離脱国民投票(brexit)の時には大きな損失が発生しています)
※私はこの時期のGBPは危険視して稼働を停止していたため、特に影響はありませんでした。
このように「日本の早朝でも何らかの急な動きが発生しそうな時」には停止する必要があります。(特にGBP絡みのニュースに注意してください)
ナンピン・マーチンゲールロジック
このEAはナンピン・マーチンゲールでも動作させることができます。
搭載されているナンピン・マーチンゲールロジックは無限に増し玉するようなものではなく、「最大Lot数を決めておく」「損失が出ていても終了時刻になった場合には全ポジションを閉じる」という仕組みにしています。
勝てるまでポジションを持ちっぱなしにするのは好きではありませんし、ロンドン・NY時間までポジションを持ちっぱなしにするのは自殺行為になりかねません。
このような考えで作っているので、一般的なマーチンゲールの考え方と少し違うということをまずはご承知おきください。
※明確に「好き」「嫌い」が分かれるロジックだと思います。興味のある方だけご利用下さい。
※設定を誤ると簡単に破産します。ご自分の運用資金を設定し、十分余裕のあるサイズ(Lot)になるようバックテストで確認してからご利用下さい。
※ナンピン・マーチンゲールの設定は一旦、非公開になりました。ご利用の際はご自身でバックテストするようお願い致します。
ノーマルモード(ナンピン)について
通常の設定とマーチンゲールの間にあたる設定です。マーチンゲールよりも初期ロットを大きく出来る反面、逆行した場合の勝率・利益はマーチンゲールに劣る傾向にあります。お好みでご利用下さい。
バックテストとリアルでの違いについて
早朝のスプレッドは既定値で指定しているMaxSpreadより広くなることが多く、このためバックテストの結果ほどにはトレード回数が増えません。
MaxSpreadの値を大きめにするとトレード回数が増やせます。(変更した場合は、指定したスプレッドでも利益が出ることをバックテストでご確認ください)
稼働するブローカーについて
このEAはブローカーを吟味する必要があります。
去年までFXCMジャパン(現在は楽天FX)で利用しており、このブローカーでの利用が最も良かったのですがスプレッドが広がってしまいまったく使えなくなりました。
現在、FXCC XL口座、ミルトンマーケッツのプレミアム口座、Axioryのナノスプレッド口座、TitanFX Blade口座、XMのZero口座、Alpari ECN口座で稼働中です。
FXCC XL口座が最良の結果となっていますので、FXCC XL口座がおすすめです。
詳細は毎週土曜日に報告しております「今週のトレード結果」を御覧ください。
リアル口座でのトレード結果(発売前までの結果)
TitanFX
FXCC
FXCCの方が安定しています。
発売後の結果については「今週のトレード結果」を御覧ください。
無料版と有料版の違いについて
「無料版」はLotが0.01固定になります。また、Lotが変化するAveragingMode(ナンピン・マーチンゲール)は使用できません。
無料版ダウンロード
以下のURLからダウンロードできます。
WildCatSniper.zip 配布終了しました
設定方法やパラメーターの説明は、同梱の説明書をご覧ください。
価格・販売(ダウンロード)サイト
価格は42,000円のところ、現在39,800円で2017年7月末まで「5本限定」で販売中です。
なお、長く使っていきたいと考えておりますのでブローカーに目立つようなトレード(ハイレバレッジなど)はお控えください。
目立たないよう、こっそりと動かして長く稼いでいきたいと思っています。(そのため、販売本数は限定させていただきます。)
販売サイト
☆FX研究日記(別館)
WildCatSniper 現在販売中止
支払いはクレジットカード(Visa/Masterのみ)または銀行決済(バンクチェック)に対応しています。
また、Paypal決済にも対応しました。Paypalをご利用の方やVisa/Masterカード以外のクレジットカードをご利用の場合にはこちらをご利用ください。
※決済時にはカード決済/銀行決済 代行業者へ自動遷移します。
※銀行振込(バンクチェック)はお振込されてから入金確認されるまで1時間ほど時間がかかるようです。(クレジットカードは即時決済され、すぐにダウンロードできるようになります。)
Q&A
Q.設定しましたが動きません。
A.スプレッドが狭くないとスキャルピングはなかなかうまくいきません。
このEAもかなり厳しい設定にしていますので、ブローカー選択が重要になります。
その他開発ツール等
「開発ラボ」に開発したツールの一覧があります。
ご興味がございましたら、ぜひご覧ください。
コメント
新EA販売開始、新ショップ開店、おめでとうございます。
WildCatSniperを無料版でさっそく試してみようと思いますが、パラメーター設定について何点か教えて下さい。
1.GMTOffsetはTitanFXの場合「2」でOKでしょうか?
2.米国夏時間と欧州夏時間の設定はないのでしょうか?
3.UseTrailingの設定について、説明書に記載がありませんでしたが、とりあえず「false」で良いでしょうか?
4.気の早い話しですが、夏時間中はGMTOpenHourとGMTCloseHourを1時間早めた方がいいのでしょうか?
朝スキャEAには目がないのですが、EURCADのペアは初めてのため、色々と期待しています。
ありがとうございます。
Offsetは2でOKです。
夏時間の設定はありません。。
UseTrailingはTrueの方が良い結果になるとは思いますがFalseでも利益が出せると思います。
バックテスト等でご確認の上、お好きな方を設定して下さい。
私は夏時間でもそのまま使用していました。これまで特に問題はありませんでしたが
変更した方が良い結果になる可能性はあります。
今は検証できませんが、夏時間になったら比較検証してみたいです。
早速購入しました。
バックテストにて検証中に下記エラーが表示され上手くバックテストできない状態です。
お手数ですが確認の程宜しく願います。
2016.11.17 23:48:15.839 2005.01.10 10:50 WildCatSniper EURGBP,M5: array out of range in ‘WildCatSniper.mq4’ (617,42)
マーチンゲールモードのみ当該エラーが出ます。
すいませんが宜しくお願いします。
初めまして。1点ご質問させて頂きます。
無料版に付属するプリセットのGMTOffsetが3となっていますが、当該記事に記載されているバックテスト及びフォワード結果はGMTOffsetが3の設定での成績という認識で宜しいでしょうか。
また、フォワード結果で使用されているTitanFXの冬時間はGMT+2ですが、プリセット値の3とどちらが正しいのでしょうか。
(FXDDでバックテストをするとGMTOffsetが3のときのほうが結果が良くなります。)
以上、すみませんが回答宜しくお願いします。
FXDDの1分足はGMT+3になっているとのことで、バックテスト時はGMT+3を使用しています。
TitanFXはGMT+2ですので、2を設定しています。
調べたらFXDDのバックテストはGMT+3でした;;
つまらない質問をして申し訳ありませんでした。
無料版を公開していただいている中大変恐縮なお願いなのですが、、、
現在、zipファイルの中に設定ファイル群.setが同梱されていないようです。
大変不躾なお願いでございますが、同梱を何卒お願い致します。宜しくお願い致します。
すみません。
緊急で不具合のリリースをした際に、慌てていて同梱し忘れてしまったようです。
先程、アップしなおしましたので、再度、取得していただけますでしょうか。
[…] 早朝の「戻りやすさ」を使った逆張りEA「WildCatSniper」【無料版あり】 […]
[…] WildCatSniper […]
おそれ入ります。テスト版を昨年から利用させていただいておりますが、
今回の更新版ですが以前利用していましたEAも入れ替えが必要でしょうか?
おそれ入りますがおしらせください。
EURAUDを使用する場合には入れ替える必要があります。
(EURAUD用に内部設定しているパラメーターがあります)
稼働するブローカーについてご質問させて頂きます。
海外のMT4対応業者はFXCC XL口座~Alpari ECN口座を推奨されておりますが、国内のMT4対応業者は非推奨なのでしょうか。
また、国内で推奨の口座があれば、その業者と推奨である理由をお教えいただきたいです。
よろしくお願いいたします。
国内のブローカーはほとんど試していないのでわかりません・・。
早朝でもスプレッドが狭く、約定力もある業者でしたら(レバレッジの制限が問題にならないのであれば)国内業者でも勝てるブローカーはある・・かもしれません。
まずは無料版でお試しいただくのが良いかと思います。
※掲載しているブローカーは「推奨ブローカー」ではなく、私が試してみて「実際に利益が出ているブローカー」と、XMとAlpariに関してはまだ試験中のブローカーです。(XMとAlpariは現在、デモ口座です)
本EAは口座数の制限とかあるのでしょうか?
よろしくお願いいたします
はい。口座変更は2回までとさせて頂いておりますので全部で3口座までとなっております。
どうしても足りなくなってしまった場合(海外FXブローカーの日本からの撤退・口座閉鎖等)の場合には理由をご説明いただければ、追加のご要望を承ることは可能です。
横から失礼します。
「全部で3口座」とありますが、ライセンスを変更しても変更前の口座で有料版稼動しても良いのですか?(と言いますか、できるのですか?)
はい。推奨しているわけではないのですが・・できます。
変更した後も、変更前の口座番号が無効になることはありません。(無効になるのであれば変更回数を制限する必要はなくなります・・)
ただし、変更前のライセンスファイル再発行はできませんので、ファイルは大切に保管してください。
そうだったのですか。
稼動したい口座で、その都度購入させていただいていました。
でも、損をしたとは思っていません。
EA購入代はすでに稼がせてもらってます。
今後もEAの開発、情報公開をお願いします。
応援しています。
WildCatSniperを4つ購入しました。
口座の変更により、ライセンスを再発行すると4×3=12口座で利用できると理解しています。
ところが、過去3つ分は「入力された情報に一致するデータはありません。」と表示され、ライセンス発行ができません。
一番直近で購入したWildCatSniperの注文番号では再発行できました。
過去3つ分の注文番号はもう使えないのでしょうか?
データを見る限りでは問題なさそうに見えるのですが・・ライセンスシステムのプログラムに何か問題があるのかもしれません。
お手数ですが、メールに登録したい口座番号をご連絡いただけますでしょうか。
宛先メールアドレス:support@tasfx.net
すみません、口座制限に関して、私の認識があっているか確認させてください。
・結果として3口座同時利用も可能だが、基本は1口座のみで、3口座は、諸事情による変更が2回あった場合のみ、可能になるということでしょうか?
・また諸事情の例として、(海外FXブローカーの日本からの撤退・口座閉鎖等)の記載がありますが、
たとえば
利用ブローカーの特定通貨のスプレッドが厳しくなり、スキャルが使えなくなった
というのは、正当な理由になるのでしょうか? たぶんこれが一番多い気がします。
2回の変更は理由にかかわらず実行可能です(システムで自動発行されます)
「諸事情」が絡んでくるのは3回目以降の変更です。(システムからは3回以上のライセンス発行はできません)
1口座での利用を想定しておりますが、「変更回数を利用して複数口座での利用」を制限・禁止するものではありません。
(ライセンスが足りなくなった場合に新しくご購入いただく(3回以上のライセンス変更依頼をしない)のでしたら、ご自由にご利用いただいて構いません)
>・また諸事情の例として、(海外FXブローカーの日本からの撤退・口座閉鎖等)の記載がありますが、
>たとえば
>利用ブローカーの特定通貨のスプレッドが厳しくなり、スキャルが使えなくなった
>というのは、正当な理由になるのでしょうか? たぶんこれが一番多い気がします。
微妙なラインですが・・複数口座利用していない(自動で変更できる2回についても同じような理由)でしたら、問題ないと思います。
複数口座利用で3つとも使用した状態で、追加変更・・ということでしたら、ライセンスのご購入をお願いするかもしれません。
(あまり厳しくするつもりもないのですが、手動でのライセンス発行が多発する事態は避けたいです;;)
※上記しましたとおり、2回は自動で発行されますので自由に変更できます。
※3回目以降の変更については過去の変更理由も含めて判断させてください。
※新たにライセンスをご購入いただけるのでしたら、自動で変更できる2回についてはお好きなようにお使いいただいて構いません。
理解いたしました。ありがとうございます。
スキャルはブローカーで決めるといっても過言ではないので、複数口座を利用できないと厳しいと思い質問させていただきました。