早朝の「戻りやすさ」を使った逆張りEA「WildCatSniper」【無料版あり】

公開日:  最終更新日:2017/01/01

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WildCatSniperとは

むかし流行った(日本時間)早朝の「取引量が少ない時間帯には、大きく動きにくい」という市場の特徴をエッジ(優位性)にしたEAです。

早朝から2時間程度の短い時間帯のみ稼働し、行きすぎた相場が示現したら逆張りでエントリーします。

「相場の行き過ぎ」が終了した、または昼頃までポジションを持っていたら全て決済します。(トレイリングストップで決済されることも多いです)

開発してから数年経過している使い古しのEAですが、何度も手を入れながら運用を続けてきました。

今は早朝のスプレッドがかなり広めに設定されているブローカーが殆どのため、利益が出にくくなってはいますがそれでもエッジは残っています。

なお、このロジックはブローカーによっては「まったくエントリーしない」ことがあります。その場合には「許容スプレッド(MaxSpread)を広げる」よりも「早朝のスプレッドが比較的狭いブローカー」を選択することをおすすめします。

※このEAはZigzagBreakoutEAと異なり、状況によっては裁量で「停止」する必要があったり、「使用方法が複数ある」ため少々難しいEAになっています。

バックテスト結果

現在対象にしている通貨ペア・時間軸はEURCAD、EURGBP、GBPUSD、のM5です。(現在、別の通貨ペアも検証中です

この中ではEURCADが一番安定しています。とりあえず1つ稼働させてみるのでしたら、EURCADがおすすめです。

EURCAD M5

期間は2005年5月1日から2016年10月31日としました。(2005年1月からバックテストしたかったのですが、FXDDのデータに不備があるのかモデリング品質が僅かに下がるため90.00になる2005年5月1日からとしています)

スプレッドは20(2.0pips)です。

EURCADバックテスト

PFは4.39、勝率は82.52%となっています。

WildCatSniperでは、この通貨ペアが最も良いため私は一番Lotを高くして稼働しています。

なお、スプレッドは30(3.0pips)程度でもPF3.0前後はあるので「スプレッドの問題でトレード数が少なすぎる」という方は、MaxSpreadというパラメーターを少し大きくしても良いかもしれません。

EURGBP M5

期間は2005年1月から2016年10月31日。

スプレッドは15(1.5Pips)です。

EURGBPバックテスト

PFは1.74 勝率は65.76%。

EURCADと比較するとかなり見劣りしますが‥実は開発した当初はこの通貨ペアで開発・稼働していました。

EURGBPの場合は既定値でフィルタを適用しているためトレード数がかなり少なくなっています。(フィルタをOFFにするととEURCADと同等のトレード回数になりますが、PFは1.5程度まで落ちます)

GBPUSD M5

期間は2005年1月から2016年10月31日。

スプレッドは15(1.5Pips)です。

GBPUSDバックテスト

PF1.39 勝率は70.61%。

古い過去データではまったく通用していないのですが、途中から非常に好成績になっているため対象通貨ペアに加えました。

期間を2010年1月からにすると印象が変わります。

GBPUSDバックテスト

PF1.79 勝率72.83%。

ただし、今年の英国EU離脱国民投票(brexit)の時には大きな損失が発生しています。(最後の大きな損失)

※私はこの時期のGBPは危険視して稼働を停止していたため、特に影響はありませんでした。

このように「日本の早朝でも何らかの急な動きが発生しそうな時」には停止する必要があります。(特にGBP絡みのニュースに注意してください)

ナンピン・マーチンゲールロジック

このEAはナンピン・マーチンゲールでも動作させることができます。

搭載されているナンピン・マーチンゲールロジックは無限に増し玉するようなものではなく、「最大Lot数を決めておく」「損失が出ていても終了時刻になった場合には全ポジションを閉じる」という仕組みにしています。

勝てるまでポジションを持ちっぱなしにするのは好きではありませんし、ロンドン・NY時間までポジションを持ちっぱなしにするのは自殺行為になりかねません。

このような考えで作っているので、一般的なマーチンゲールの考え方と少し違うということをまずはご承知おきください。

※明確に「好き」「嫌い」が分かれるロジックだと思います。興味のある方だけご利用下さい。

※設定を誤ると簡単に破産します。ご自分の運用資金を設定し、十分余裕のあるサイズ(Lot)になるようバックテストで確認してからご利用下さい。

以下、マーチンゲールでのバックテスト結果です。

EURCAD M5

EURCAD マーチンゲールバックテスト

PF13.49 勝率84.13%。

「クローズの条件に達した場合、損失が出ていても損切りする」というロジックになっていますので、一般的なマーチンゲール系のEAと違い、勝率は100%(あるいは100%近い数値)になりません。(マーチンゲールを使わない場合と比較して、少し高くなる程度です)

また、マーチンゲールという仕組みのため初期ロットを大きくすることができません。

※10万円ですと、初期ロットは1000通貨(0.01Lot)になります‥。資金に対して初期ロットが大きいとすぐに破産してしまいます。

このため、PFはマーチンゲールの方が大きな数値になっていますが、利益はAutoLotを使って複利を生かした方が大きくなります。

ですからEURCADの場合、マーチンゲールについては無理に使う必要は無いと思っています。

マーチンゲールを使わなくても優秀な成績を残してくれているので‥。

資金に余裕があり、マーチンゲールに抵抗がなければ(初期ロットを小さめにして)こちらも並行稼働させても良いと思います。

EURGBP M5

ユーロポンドマーチンゲール バックテスト

PF7.21 勝率73.44%。

このマーチンゲールロジックを作ろうと考えたのはEURGBPでは度々強烈なドローダウンが発生するためでした。

フィルターを適用しているのでトレード回数が少ないことが難点でしょうか‥。(フィルタをOFFにするとトレード回数が大幅に増えますがリスクが増加するので初期ロット・リスクは小さく設定して下さい。)

公開中の設定を見直し・再検証中です。設定値をそのままご利用ならないようお願い致します。

GBPUSD M5

GBPUSD マーチンゲール バックテスト

GBPUSDでマーチンゲールを使うのは自殺行為のようです。

強く動く時は一方的な動きになりやすいので、素直に損切りする通常のロジックを使用した方が良いと思います。

ノーマルモード(ナンピン)について

通常の設定とマーチンゲールの間にあたる設定です。マーチンゲールよりも初期ロットを大きく出来る反面、逆行した場合の勝率・利益はマーチンゲールに劣る傾向にあります。お好みでご利用下さい。

バックテストとリアルでの違いについて

早朝のスプレッドは既定値で指定しているMaxSpreadより広くなることが多く、このためバックテストの結果ほどにはトレード回数が増えません。

MaxSpreadの値を大きめにするとトレード回数が増やせます。(変更した場合は、指定したスプレッドでも利益が出ることをバックテストでご確認ください)

稼働するブローカーについて

このEAはブローカーを吟味する必要があります。

去年までFXCMジャパン(現在は楽天FX)で利用しており、このブローカーでの利用が最も良かったのですがスプレッドが広がってしまいまったく使えなくなりました。

その後、Axioryに移行しましたがAxioryでは思うように利益が出ず(トレードがほとんどされない)、TitanFX Blade口座に移行して現在に至ります。

ですから、今ご利用のブローカーで稼働するかどうかは事前に「無料版」で動作確認を行ってください。

(TitanFXと、FXCCで問題なく稼働することは確認しています。)

リアル口座でのトレード結果

上記のとおり、私はブローカーを変えてしまったため現在稼働しているTitanFXの稼働結果は3~4ヶ月分しかありません‥。

そこで、友人にリアル口座でのトレード結果(Myfxbook)をいただきました。

TitanFX

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FXCC

FXCC

彼の結果を見るとFXCCの方が安定しているようです。

私もFXCCで稼働してみたいと思います。(口座はあるのですが、今はまったく使っていませんでした。ZigzagBreakout EAも問題なく動作するとのことですのでFXCCでも稼働させてみる予定です)

ちなみにEURGBP用に作って使っていた私にEURCADやGBPUSDでも使えることを教えてくれたのは彼だったりします!(現在検証中の通貨ペアについても情報をくれたのは彼です。私以上にこのEAを愛してくれているのかも‥(笑))

無料版と有料版の違いについて

「無料版」はLotが0.01固定になります。また、Lotが変化するAveragingMode(ナンピン・マーチンゲール)は使用できません。

無料版ダウンロード

以下のURLからダウンロードできます。

WildCatSniper.zip

設定方法やパラメーターの説明は、同梱の説明書をご覧ください。

価格・販売(ダウンロード)サイト

価格は29,800円とさせていただきました。

ZigzagBreakout EAと比較すると高価ですが、開発に手間がかかっていることと、少し使い方が難しいため質問等が増えることが予想されること、ZigzagBreakout EAよりも期待値が高いこと、などの理由からこの価格といたしました。

販売サイト

☆FX研究日記(別館)

WildCatSniper

支払いはクレジットカード(Visa/Masterのみ)または銀行決済(バンクチェック)に対応しています。

※決済時にはカード決済/銀行決済 代行業者へ自動遷移します。

※銀行振込(バンクチェック)はお振込されてから入金確認されるまで1時間ほど時間がかかるようです。(クレジットカードは即時決済され、すぐにダウンロードできるようになります。)

Q&A

Q.設定しようとしたのですが、どのSETを選べばいいのか判りません。

A.説明書にも記載していますが

_AMや_ANが無いものは通常設定で
_AMがAveraging Martingale(マーチンゲール)
_ANがAvaerage Normal(初期Lotと同一Lotを買い/売り増し)

_1000dollと付加しているのは初期資金1000ドルの場合で設定したもの、
無いものは10000ドルで設定したものです。
この設定は目安ですので、ご自信の初期資金を入力して設定をご確認の上ご利用ください。

なお、無料版はAveraging機能が使えません。
通常設定のみになります。

Q.設定しましたが動きません。

A.スプレッドが狭くないとスキャルピングはなかなかうまくいきません。
このEAもかなり厳しい設定にしていますので、ブローカー選択が重要になります。
(FXCC、TitanFX Blade で動くことは確認しています。
Axiory、楽天FXでは動かないことも確認済みです。)

その他開発ツール等

開発ラボ」に開発したツールの一覧があります。

ご興味がございましたら、ぜひご覧ください。

シェアありがとうございます

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Comment

  1. 匿名希望 より:

    新EA販売開始、新ショップ開店、おめでとうございます。

    WildCatSniperを無料版でさっそく試してみようと思いますが、パラメーター設定について何点か教えて下さい。

    1.GMTOffsetはTitanFXの場合「2」でOKでしょうか?
    2.米国夏時間と欧州夏時間の設定はないのでしょうか?
    3.UseTrailingの設定について、説明書に記載がありませんでしたが、とりあえず「false」で良いでしょうか?
    4.気の早い話しですが、夏時間中はGMTOpenHourとGMTCloseHourを1時間早めた方がいいのでしょうか?

    朝スキャEAには目がないのですが、EURCADのペアは初めてのため、色々と期待しています。

    • emija より:

      ありがとうございます。

      Offsetは2でOKです。
      夏時間の設定はありません。。
      UseTrailingはTrueの方が良い結果になるとは思いますがFalseでも利益が出せると思います。
      バックテスト等でご確認の上、お好きな方を設定して下さい。
      私は夏時間でもそのまま使用していました。これまで特に問題はありませんでしたが
      変更した方が良い結果になる可能性はあります。
      今は検証できませんが、夏時間になったら比較検証してみたいです。

  2. MK より:

    早速購入しました。
    バックテストにて検証中に下記エラーが表示され上手くバックテストできない状態です。
    お手数ですが確認の程宜しく願います。

    2016.11.17 23:48:15.839 2005.01.10 10:50 WildCatSniper EURGBP,M5: array out of range in ‘WildCatSniper.mq4’ (617,42)

    マーチンゲールモードのみ当該エラーが出ます。
    すいませんが宜しくお願いします。

  3. 匿名 より:

    初めまして。1点ご質問させて頂きます。
    無料版に付属するプリセットのGMTOffsetが3となっていますが、当該記事に記載されているバックテスト及びフォワード結果はGMTOffsetが3の設定での成績という認識で宜しいでしょうか。
    また、フォワード結果で使用されているTitanFXの冬時間はGMT+2ですが、プリセット値の3とどちらが正しいのでしょうか。
    (FXDDでバックテストをするとGMTOffsetが3のときのほうが結果が良くなります。)

    以上、すみませんが回答宜しくお願いします。

    • emija より:

      FXDDの1分足はGMT+3になっているとのことで、バックテスト時はGMT+3を使用しています。
      TitanFXはGMT+2ですので、2を設定しています。

  4. 匿名 より:

    調べたらFXDDのバックテストはGMT+3でした;;
    つまらない質問をして申し訳ありませんでした。

  5. h より:

    無料版を公開していただいている中大変恐縮なお願いなのですが、、、
    現在、zipファイルの中に設定ファイル群.setが同梱されていないようです。

    大変不躾なお願いでございますが、同梱を何卒お願い致します。宜しくお願い致します。

    • emija より:

      すみません。
      緊急で不具合のリリースをした際に、慌てていて同梱し忘れてしまったようです。
      先程、アップしなおしましたので、再度、取得していただけますでしょうか。

  6. […] 早朝の「戻りやすさ」を使った逆張りEA「WildCatSniper」【無料版あり】 […]

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