MT4/MT5両対応 ポジション集計管理ツール「PositionSummaryList」

MetaTrader4

PositonSummaryListとは

PositionSummaryListは複数通貨・複数ポジションを集計して見やすくし、売買バランスや損益を管理するツールです。
「つなぎ売買」や「うねり取り」といった手法を使う際に、多数のポジションが発生してMetaTrade4(以下MT4)のポジション一覧では管理が難しくなってくるため開発しました。
また、Ver2.0から「複数のMT4やMT5のポジション」を管理することが可能となっております。

PositionSummaryListには以下のような機能・特徴があります。

  • 通貨ペア毎に「買い」と「売り」別に集計。売買のバランスを管理できます。
  • 一覧で管理しながらMT4(MT5)へ一括でクローズ命令、分割決済にも対応
  • ストップやテイクプロフィットの設定も可能
  • マジックナンバーによるフィルターも可能
  • ブローカーを問わず、複数口座のポジションを一覧表示可能

MT4やMT5にて大量のポジションを持つと、通貨ペアの種類と取引種別(buy/sell)でフィルタ(抽出)することもできず、どの通貨ペアでどれだけポジションを持っているのかわからなくなってきます。

パッと見てもどの通貨ペアをどれだけ持っていて、どれだけ損益が発生しているのかわからない‥。

そこで開発したのがこのPositionSummaryListです。

通貨ペア毎に売りと買いを集計します。
買いと売りのLot数を比較し、多く持っている方の列が赤くなります。
この表を見れば「通貨ペア毎に売りと買いがどれだけあるか」がひと目で確認でき、通貨ペア毎に損益も確認できます。

「更新」ボタンをクリックすると最新のデータを取得します。
また、上部の「自動更新」にチェックをつけると1秒毎にデータ取得を行いますので(ほぼ)リアルタイムにデータ更新することも可能です。

PositionSummaryListからの発注

集計結果を確認していると、当然ながら「発注したい」と考えます。
「ここで少し利食いしておこう‥」
「そろそろ利食いのストップロスを設定したい‥」
などなど‥。

もちろん、MetaTrader(以下MT)から発注することもできますがMTから発注しづらいのは「複数ポジションの一括決済」や「一括で同値のストップロスを設定する」といった、「複数ポジションに対する制御」です。

MTの「すべてのポジションが表示されて長くなった一覧」を見ても「どのポジションを閉じるべきか」を判断することは難しく、また、「一括で同値のストップロスを設定する」場合も一つ一つ探して設定するのは手間がかかりすぎます。

そこで、PositionSummaryList上で通貨ペアを選択して「発注」ボタンを押すか、通貨ペアの行をダブルクリックすることで発注画面に遷移するようにいたしました。

この発注画面では「指定した通貨ペア」のポジションが表示されます。上部のタイプが「全て」の場合には買いと売り、「売」は売り、「買」は買いのポジションだけ表示します。
※現在価格に最も近いポジションの行が赤く表示されます。

この一覧を見ながら「どのポジションを閉じるか」や「どのポジションの損切りや利食いを設定するか」を考えて左にチェックを入れます。

全チェックのチェックボックスをON/OFFすることで表示されている全てのポジションにチェックをつけたり、外したりできます。
チェックを入れたら右上の発注ボタンを押してください。

選択したポジションだけが一覧に表示されます。
クローズしたい場合にはこのままOKボタンをクリックすると一覧に表示されたポジションを一括でクローズします。

変更注文の場合には「発注種類」を変更注文にします。

ストップやテイクプロフィットを設定したい場合にはStopLossやTakeProfitのセル(上図では0と表示されているセル)でダブルクリックすると数値が入力できます。
設定したいポジションだけが表示されますから設定も容易です。

また、一括更新から表示されている全てのポジションに同値のStopLossやTakeProfitを設定することもできます。(変更注文を選択すると下記の赤枠部分が表示されます)

StopLossとTakeProfitを入力して更新ボタンを押してください。(この更新ボタンでは表の値を更新するだけで、変更注文は行いません。)

発注確認メッセージ

確認画面でOKボタンをクリックするとMT4に発注命令を出します。

マジックナンバーのフィルタ

マジックナンバーによるフィルターはMT4に設置するEA側で設定します。

PositionSummary

UseMagicNumber:マジックナンバーによるフィルタが必要な場合にはtrueにしてください。規定値はfalseで、falseの場合には「すべてのポジションを対象」にします。
MagicNumber:マジックナンバーによるフィルタが必要な場合には、そのマジックナンバーを入力します。UseMagicNumberがtrueの場合のみ有効です。

複数口座のポジション表示

Ver2.0にて追加された機能で、最大5口座のポジションが表示可能となっております。

口座に「別名」を自由に付けて管理します。ブローカー名などご自身がわかりやすい名称をつけてください。

別の口座(上記の設定ではMT5)でポジションを持つと以下の様に表示されます。

補助ツール:PositionSummaryView

PositionSummaryViewは現在の売買ポジションを集計してチャート上に表示するインジケーターです。
PositionSummaryListの補助ツールとして開発しました。

PositionSummaryViewには以下のような機能・特徴があります。

  • 「買い」と「売り」別に集計。売買のバランスを管理します。
  • 現在のスワップやスプレッドをチャートに表示。
  • チャートからPositionSummaryListを起動できます。

チャートに適用すると、適用したチャートの通貨ペアのポジションを集計して表示します。

左側に表示している値はショート(売)のポジション合計とロング(買)のポジション合計、そして合算した際の総損益です。

右側に表示している値はショートのスワップとロングのスワップ、現在のスプレッドが表示されます。(スプレッドの単位はPointです)

また、PositionSummaryListのパス(フォルダ)を指定すると一番左端にグレーのアイコンが表示されます。
このアイコンをクリックするとPisitionSummaryListが起動します。

PositionSummaryList画面

チャートの幅を狭くしている場合には右に表示するスワップやスプレッドが見えなくなってしまいますので、2列表示もご用意しました。パラメーターのLineで2に設定すると以下のようになります。

PositionSummaryView 2行表示

上段にスワップとスプレッド、下段にロットと総損益が表示されます。

ご購入方法

お値段は4,900円とさせていただきました。

下記のURL(直販サイト)からご購入いただけます。

FX研究日記別館-ショップ PositionSummaryList

注意事項

当ツールを利用したことに関連して生ずる損害について、一切責任を負いません。(自己責任でお使いください)
ご購入者は個人使用・業務使用に関わらず自由にご使用いただいてかまいません。
当ツールの加工・販売等は禁止といたします。

なお、ライセンスは1つのご注文につき5ライセンス(5口座まで)となっております。5口座までは同時に使用できます。
それ以上必要な場合には不要なライセンスを削除するか、もう1つご購入ください。
※本製品はCSVファイルを読み込む形式という仕様のため、デモ口座も1ライセンス使用いたします。

不要なライセンスは削除することができます。ライセンス申請説明書.pdfに削除方法が書いておりますので、削除したい場合にはそちらを御覧ください。

開発後記

このツールは「つなぎ売買」をしていて多数のポジションを抱えた際に管理が難しくなってきたため、もっと簡単に管理できるようにと考えて作りました。

同じような悩みをお持ちのお客様もいらっしゃるだろうと考えて販売することにいたしました。
お客様のトレードの一助となりましたら幸いです。

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