ローリスク・ミドルリターンを目指して!トラリピ戦略を最少リスクで運用する方法

トラリピ成績表(アイキャッチ) FX検証記事
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トラリピの有効性について

以前投稿した記事で「トラリピの有効性」と「メリット・デメリット」を検証しました。

トラリピ(トラップリピートイフダン)の有効性と効果的な戦略の考察

  • 比較的初心者でも勝ちやすいシステム
  • 損切りは不要(手動の損切りは必要なことがある)
  • 長期トレンドは把握しておかなければならない
  • 十分な資金が無いとドローダウンに耐えられない
  • 事前にEA等で戦略を検証しておく

とても勝ちやすいシステムですが、トレンドの方向を見誤ったり、長期トレンドが転換した際に早く撤退しないと大きな損失が出てしまうことがトラリピを運用する上で課題となります。

トラリピ運用の問題点

たとえば、今は円安トレンドとなっていますのでドル円で「ドル買い」のトラリピを運用すると利益が出ます。今現在の動きならかなり良いパフォーマンスが期待できるでしょう。

しかし、急にトレンド転換(あるいは強い「押し」)があると、高値で掴むだけでなく下がる度に買い増ししていきますので含み損が雪だるま式に増えていきます。

かといって細かく損切りをするとトラリピの利点を生かせません。(損切りをすると損益が悪化します)

「(押しと信じて)耐える」か「(トレンド転換とみて)全て損切り」か・・・厳しい二択を迫られることになります。

耐える!耐え切れなければ飛ばす!

今回使う手法はトレンド展開か、強い押しかに関わらず「耐える」という選択をします。

耐え切れなければ破産です。しかし、それでも良い。というのが今回紹介するIronFXのミラー口座になります。

IronFX ミラー口座

Iron FXについては以前、「中の人」とお会いした記事を投稿しました。

【対談】IronFX(アイアンFX)の人とざっくばらんな話をした件(ほぼ雑談!)

ミラー口座はこの対談記事にもチラッとでてくるのですが・・・この対談の中で大まかな話を聞いて「ミラー口座で運用するならトラリピが良いかもしれない」と思いつきました。

ミラー口座というのがどういうものかというと・・・

1.A口座(ボーナス100%)とB口座(ボーナス無し)を用意

2.A口座で売りを入れると、B口座で買い注文される

3.A口座で損失が発生するとB口座で同額の資金が増える

両建てをして「ボーナスを含んだ口座で上手く負ければボーナス分の利益が出る」というかなり変わった口座です。

もし、A口座で勝ってしまってもB口座に資金移動しなおせば元に戻ります。(B口座が負けた分はA口座が勝っているため)

→こちら認識が違っていました。ボーナスが削除されるため元には戻りません。実質、資金は半分程度まで減額されます。(実体験)

※詳細は「月曜日の暴落が原因でトレードシステム運用口座資金が枯渇した件について!」に書きました。

ミラー口座を使ったトラリピ戦略

負けたい口座(上記のA口座)に「ドル円の売り」でトラリピEAを稼動します。(トレンドの反対方向)

※トラリピEAはトラリピ(トラップリピートイフダン)の有効性と効果的な戦略の考察からダウンロードできます。

さらに「利食いしない」「勝ちたい口座(B口座)で利食いしたい幅で損切り」を設定します。(B口座で反対売買されるため、利食いと損切りの意味が逆になります)

※B口座でトラリピを普通に稼動させても良いのですが、IronFXではA口座側で発注することを推奨しているのでこのようになりました。

これで、円安になればA口座の資金が減り、B口座の資金が増えて生きます。

トラリピ運用結果

実際に運用した結果です。(一番上の行は手動で利食いしてしまったので金額が少なめになっています)

1トレード平均80ドルとして2ヶ月で880ドル。このうち半分は自己資金のため利益は440ドルというところですか。

440ドル=52800円(1ドル120円計算)で、運用に使った資金は30万円でしたので月利で8.8%。

う~ん・・・悪くはないかと思います。

普通にトラリピしていれば倍は稼げる計算になりますが、「万が一、逆方向に動いてもやり直しできる」というのがこの口座のメリットですからリスクとリターンどちらを取るかはトレーダー次第です。

※リターンを重視する場合には、通常通りM2Jの本家トラリピをご利用ください。

今回、僕は「(検証の結果)まず破産しないだろう」という設定で運用していましたが、もう少しリスクを取って(リターン重視で)運用しても良いかもしれません。

ミラー口座のリスクについて

「もし失敗しても資金移動すればやり直しできる」と書きましたが、このときに「A口座の資金がボーナス扱いになる」というデメリットが発生します・・・。

トレードで使用する時には自己資金と同様に使えますが出金できません!(A口座で負けてB口座で勝てば、出金できます)

「最悪破産してもリスクは少ない」とはいえ、できるだけ破産しないように運用しましょう。。。

ミラー口座を使った別の戦略(未検証)

ミラー口座は両建てするのでスプレッドは2倍になりますし、利益は半分になってしまうデメリットがありますが、かわりにリスクを肩代わりしてくれるシステムです。

通常のトレードよりリスクを取ってリターンを狙う戦略とも相性が良いと思います。

指標発表

できるだけ多くの利益を短い時間で得るために、指標発表を利用するというのはどうでしょうか。

たとえば、米国雇用統計発表後、ドル円は戻りやすい法則(いわゆる雇用統計全戻しの法則)があります。

【戦略検証】米国雇用統計発表を利用した手法Part2

大きく動いて少し落ち着いた後、カウンターを入れて戻りを待ちます。上手くいけば大きく勝てそうです。

やや優位性があることは確認していますが、高い優位性は無いのでバクチに近いかもしれませんが。負けたら負けたで・・・まぁ、良いじゃない。くらいの気分で(笑)

トレンドと逆方向に動いたときが狙い目になると思います。

マーチンゲール手法

マーチンゲールEAはこの世にごまんとあります。探していると半分以上はコレ!くらい・・・

色々なEAがありますが、「トラリピ」よりもハイリスクなものが多いようです。

「最悪破産しても良い」と割り切ってミラー口座で稼動させるというのも悪くないと思っています。

ミラー口座の開設

IronFXのライブ口座を開設する必要があります。

IronFX ライブ口座開設フォームへ

ミラー口座の資料は開設後、IronFXへ問い合わせれば貰えると思います。

そしていつもどおり、ぶっちゃける(笑)

記事を読んで察する人もいると思いますが、IronFXの方から「ライブ口座を検証してよ!」っと言われたのがこの記事の発端です。

トラリピの検証記事も、これに端を発しています。

ミラー口座でトラリピが使えそう→トラリピ検証しよう→ついでに記事にしよう

という流れですね・・・。

最初は「負けるつもりでやってないし、勝っても利益が半分になるのはちょっと・・」と思ったのですが、使い方によっては十分な利益とリスク低減を同時に手に入れられるのではないでしょうか。

さて・・・このミラー口座、普通に考えると「IronFXとしては勝たれると困る」はずなんですよね。両建てすればスプレッドは2倍になりますが、ボーナスはIronFXが出していますし、(ボーナスを)勝って持っていかれると損失になります。(両建てしているので市場からはお金が入ってこないはず)

この点について質問すると「ボーナス額分、儲かります」という返事をいただきました。

「そんなバカな?」と思ったのですが、ちょっと考えて「あぁ、きっと片方はトレードしてないんだ」という結論に(笑)

「負けたい方(A口座)は市場に投げてないので、負けてくれればそれはIronFX側が利益になる。」

「勝ちたい方(B口座)で勝っても負けても関係ない(普通にトレードしているから)」

ミラー口座で運用するということは「利益の半分をIronFXに献上するかわりにリスクを肩代わりしてもらう」ということなのかなと・・・(ですから、IronFXはトレーダーが利益を出してくれないと困るんですね・・・。A口座で勝たれると、損失が発生するので。)

「トレーダーの90%は負ける」と言われている中で、トレーダーに勝ってもらうことを期待するのは無理があるような気もしますが・・・。

あんまりテキトウにトレードして負ける人が多いので、真剣にトレードしてもらうよう引き締め策を実施するらしいです。

僕は反対したんです・・・。

みんなで反対すれば取り下げてくれるのでは?と思ったのですが、負けてる人ばかりじゃ反対できないか・・・(苦笑)

なお、僕はミラー口座から一度資金を引き上げました。(ちゃんと出金できるよね!というのも確認したかったので)

少し遅いなぁ・・・というのが気になるところですが、無事に出金できました。(人が手でやっているようなので、遅いのは仕方ないのかな)

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