ScalTradeAssistProでトレード練習、トレード手法の検証、サインツールのバックテスト

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ストラテジーテスターでもScalTradeAssistProが動作するようにしました。これにより表題のようなことが可能になります。

トレード練習(トレーニング)

EAのバックテスト同様、ヒストリカルデータを準備してScalTradeAssistProをバックテストで動作させ、後は通常通り、ScalTradeAssistProのボタンをクリックするだけで発注が可能になります。(ビジュアルモードで実行してください)

SLとTPのラインをマウスドラッグで動かすことができますし、指値や逆指値も動作しますから、リアルトレードと同じような感覚で操作可能です。(ただし、ScalTradeAssistProのキーボードショートカットは、ストラテジーテスターでは動作しません。)

他の時間足を参考にしたい(マルチタイムフレーム分析)

執行する時間のチャートだけでなく、他の時間足を参考にしたい場合は多いと思います。

そういった場合にはオフラインチャートを作ります。

オフラインチャートの作り方

Period_Converter_Optというインジケーターでオフラインチャートを作成します。

ダウンロードは上記のリンク先からお願いします。

そして通常通りバックテストを開始して、このインジケーターを設置するのですが注意点が3つあります。

(1) UpdateInterval を100 ミリ秒(=0.1秒)程度にすること。
(2) Period_Converter設定時は、必ず、テスターを一時停止すること。
(3) オフラインチャートを、必ず開いてからテスターを再開すること。

バックテスト時に異なる時間足のチャートを観る。 とあるMetaTraderの備忘秘録

上記の注意点を守らないとフリーズしてしまうことがあるようです。

というわけでScalTradeAssistProをバックテストで実行し、テスターを一時停止してからPeriod_Converter_Optを設定します。

NamePeriodMultiplierは指定した数で足をまとめる設定です。5分足から1時間足を作る場合には12を指定します。それとUpdateIntervalを忘れずに100にしておきます。そしてOKボタンをクリック。

その後、オフラインチャートを開きます。上部メニューの「ファイル」>「オフラインチャート」を選択するとオフライン・チャートリストが表示されます。

そのオフライン・チャートリストのEURUSD,H1を開きます。

そしてストラテジーテスターを再開すると1時間足も連動して動きます。

左が執行時間足(5分)、右がオフラインチャーとの1時間足です。

他の時間足を参考にしたい場合には、同じ手順でオフラインチャートを作成してください。

トレード練習はほどほどに‥

あくまでも持論ですが、リアルなトレード環境以外でのトレーニングではあまり上達しません。トレード手法の検証・確認などでは有用ですが、所詮はシミュレーターでしかないので、ある程度慣れたらリアルトレードに入りましょう。

サインツール(シグナルツール)のバックテスト

サインツール(カスタムインジケーター)では、大抵、裁量を含みます。

「サイン(シグナル)が出たらそれにすべて従ってください」というサインツールはほとんどありません。もしサインにただ従うだけなのであれば、EAで販売すれば良いからです。

単純にすべてのサインに従ってバックテストをするだけでしたら「サインツール、シグナルインジケーターのバックテスト及び自動売買を可能にする無料EA」を使ってバックテストしてください。

裁量でバックテストする場合にはScalTradeAssistProをストラテジーテスターのビジュアルモードで実行し、チャートにサインツールを設置するだけです。

後はサインが出たら、そのサインに従うかどうかを判断してトレードを実施していきます。

なお、EAとの併用はできません。(ストラテジーテスターが一度に実行できるEAは一つだけです)

まとめ

ScalTradeAssistProがストラテジーテスターで実行可能になったことで、トレード練習やトレード手法の検証、(裁量を含む)サインツールのバックテストができます。

複数の時間足を参考にする場合にはPeriod_Converter_Optを使用してください。

ScalTradeAssistProの詳細は以下を御覧ください。

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