前回の続きです。
前回の記事→ボリンジャーバンドに触れた後の次の足が反転する確率
前回の結論「ボリンジャーバンドに触れた後の次の足が反転する確率は53~54%程度あり、僅かながら優位性がみられる」
今回は「優位な時間帯(反転しやすい時間帯)」を探してみます。一般的に「東京時間」は反転しやすい(日本人はカウンターがお好き)という傾向がある(らしい)ので、日本時間の方が勝ちやすいと予想していましたが・・・ 実際にはそうでもないようです。
時間別反転結果一覧
※DWは上バンドに触れた後の反発(下降)確率、UPは下バンドに触れた後の反発(上昇)確率
※使用データは2005年1月~2014年7月、ユーロドルの5分足。
※優位性(反転確率)が高い時間・確率に濃い色を付けています。
FXDD (GMT+3) |
JP (GMT+9) |
DW(%) |
UP(%) |
0 |
6 |
60.8 |
64.8 |
1 |
7 |
59 |
53.6 |
2 |
8 |
50.4 |
53.5 |
3 |
9 |
51.4 |
54 |
4 |
10 |
57.1 |
55.6 |
5 |
11 |
57.7 |
56.5 |
6 |
12 |
58.4 |
59.8 |
7 |
13 |
56.8 |
57.2 |
8 |
14 |
54.1 |
55.3 |
9 |
15 |
56.2 |
55.3 |
10 |
16 |
53.1 |
55.9 |
11 |
17 |
55 |
54.4 |
12 |
18 |
54.4 |
56.8 |
13 |
19 |
58 |
52.2 |
14 |
20 |
60 |
60.1 |
15 |
21 |
55.2 |
56.9 |
16 |
22 |
54.9 |
52.8 |
17 |
23 |
53.1 |
53.7 |
18 |
0 |
57.8 |
56 |
19 |
1 |
52.9 |
58 |
20 |
2 |
59.1 |
59 |
21 |
3 |
59.4 |
56 |
22 |
4 |
58.7 |
62.8 |
23 |
5 |
57.6 |
57.6 |
時間別一覧からわかる傾向
調査の結果、60%以上の確率で反発する「カウンターのゴールデンタイム」は日本時間6時と20時。
東京市場やNY市場が開始される少し前ですから、大きな動きは避けようという心理が働いているのかもしれません。
あまり良くない時間は8~9時の東京市場が開始される前後、14~16時のロンドン市場開始前後、22~23時のNY市場開始前後です。
これらの時刻帯はトレンドが形成されやすいと考えて、カウンターは避けた方がよさそうです。(トレンドフォローであれば、逆にこの時間が狙い目かもしれません。)
結論
避けた方がよい時間帯を避ければ55%以上の勝率は確保できそうです。
ちなみにボリンジャーバンドに接触する回数が多い時間は日本時間の9時、14~16時、21時~23時頃でこれも東京、ロンドン、NY市場開始時刻と重なります。
今回はサマータイムを考慮しませんでしたが(忘れていただけですが・・・)、サマータイムを考慮するともう少し「避けた方が良い時間帯」が縮小できるかもしれません。
※ドル円は日本人トレーダーが多いことからユーロドルよりも反転確率が高くなる可能性があります。
なお、日本の日中はペイアウト率が低くなるようなのでバイナリーオプションでこのロジックを使用する場合には20時頃か、0時以降が良さそうです。 (僕が見たのは24Optionです。業者によって異なるかもしれません。)
今後の調査(予定)
・ボリンジャーバンド以外の条件(移動平均など)を組み合わせることで勝率が上げられないか
※今回はバイナリーオプション向けの調査ですので、勝率が全てになります。勝率のみ求めれば良いのでFXよりシンプルですね。 (勝ちやすいかどうかは別です・・・)
→調査は終了しています。「まとめ」の記事がありますのでそちらを御覧ください。
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