freeeにトレード履歴をインポートするTaxReturnCSVに複合仕訳を追加しました
前回の記事で公開したTaxReturnCSVは複合仕訳に対応していなかったのですが、freeeのサポートに質問をしてやり方を聞き、対応できました。
freeeの複合仕訳について
まず、複合仕訳は(基本的に)複合させたい行の収支を空欄にすることで対応できます。(これはヘルプに書いています)
支出,,2015/01/01,,,仕入高,非課仕入,650,内税,0,,,,,,,
,,2015/01/01,,,支払手数料,不課税,100,内税,0,,,,,
利益が出た場合、この書き方では不都合が生じますので、それについてサポートに質問したところ以下のように「マイナス値を入力」すると可能であるという回等をいただきました。
売上,,2015/01/01,,,売上高,非課売上,650,内税,0,,,,,,,
,,2015/01/01,,,支払手数料,不課税,-100,内税,0,,,,,
取り込んだ後、freee側で決済を確定させるのであれば、これで問題ないのですが、TaxReturnCSVでは決済を確定させた状態で取り込みます。(freeeで決済を確定させるのは面倒です)
売上,,2015/01/01,,,売上高,非課売上,650,内税,0,,,2015/01/01,業者,550
,,2015/01/01,,,支払手数料,不課税,-100,内税,0,,,,,
ここで、売上より支払手数料が小さければ問題ないのですが、逆転していると合計値がマイナスになり取り込めなくなります。(freeeは合計値がマイナスだとエラーになる)
売上,,2015/01/01,,,売上高,非課売上,50,内税,0,,,2015/01/01,業者,-50
,,2015/01/01,,,支払手数料,不課税,-100,内税,0,,,,,
そこで、強引ではありますが・・・
支出,,2015/01/01,,,支払手数料,不課税,100,内税,0,,2015/01/01,業者,50
,,2015/01/01,,,売上高,非課売上,-50,内税,0,,,,,
支払手数料と売上の行を逆転させて取込んでいます。(決済確定状態で取り込むのはこれしかないようです・・・)
そのようなわけで、「手数料がトレードの利益を上回るときに限ってデータは逆転して生成される」という少々気持ち悪い仕訳でよければ複合仕訳での出力が可能になっています。(気に入らない方は個別仕訳で出力して、上記の記事を参考にしながら、決済未確定状態で取り込んで、freee側で確定させてください!)
複合仕訳での出力方法
ダウンロード&インストールは前回の記事をご覧ください。
【確定申告】MT4のトレード履歴を会計ソフトfreeeにインポートするスクリプトの公開
※前回ダウンロードされた方で最新版がダウンロードされない場合は、ブラウザのキャッシュをクリアしてみてください。(最新版は1.01です)
設定は新たに追加したパラメーターCommisstoinCategoryを空欄にするだけです(デフォルト空欄です)
個別仕訳する場合には「支出」と入力してください。
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