データフォルダがCドライブを圧迫!
バックテストをするととても大きなファイルを作成するため、容量の小さいSSDなどをCドライブにしていると空き容量不足に悩むことがあります。
以前使用していたMacBookPro(2012)ではBootCampを用いてWindowsとMacOSを共存させていたので、空き容量には随分苦労しました。
「大きな容量のSSDを買う」という方法もありますが・・・対策はあります!
シンボリックリンク作ればいけますよー。具体的にはフォルダを別ドライブに移動してからシンボリックリンクを同じ名前で作って移動先とリンクすればいいですー。
このように回答したのですが…さすがに説明不足な感は否めません‥。
マネー報道さんなら、ある程度知識があると思うのでこれで通じたかもしれませんが、普通の人(という表現が妥当化わかりませんが‥)が聞いたら「何言ってるんだこいつ」と思われますね(笑)
別のドライブにデータフォルダを移す
MT4のメニュー「ファイル>データフォルダを開く」でデータフォルダを開きます。
上図の赤枠部分「Terminal」をクリックします。
データフォルダが選択状態になっていますので、このフォルダを切り取ります。(Ctrl+X or 右クリックメニュー「切り取り」)
MT4が起動している場合、MT4は終了してください。
次にデータフォルダの移動先に貼り付けます。今回はDドライブの直下に配置しますが場所はどこでも構いません。
シンボリックリンクの作成
移動しただけではMT4はデータフォルダを認識してくれません。そこで、データフォルダにショートカット的なものを作成します。
Windowsもいい加減、エクスプローラーで作れるようにしてほしいのですが‥残念ながら「コマンド」で実行するしかないので「コマンドプロンプト」を起動します。
ただし、「管理者権限」で起動しないと「シンボリックリンクの作成」は実行できません。
コマンドプロンプトの起動
Windows7の場合、スタート → すべてのプログラム → アクセサリ → コマンドプロンプト を右クリック → 管理者として実行
Windows10の場合、左下のウィンドウズマーク→Windowsシステムツール→コマンドプロンプト を右クリック→その他→管理者として実行で起動できます。(「このアプリが変更を加えるのを許可します」のメッセージでは「はい」ボタンをクリックしてください。)
起動後、mklink /d と入力し、移動元のフォルダと移動先のフォルダをフルパスで入力します。(エクスプローラーの上部からコピー&ペーストすればOKです)
mklink /d 移動元フォルダ 移動先フォルダ
なお、フォルダに半角スペースを含む場合、ダブルクォーテーション(“”)で囲む必要がありますので注意して下さい。
シンボリックリンクが作成されました。と表示されたら成功です。
フォルダに矢印が表示されます。ショートカットに似ていますがシンボリックリンクは「そこに実体があるように見える」ためダブルクリックでフォルダを開いてもDドライブに移動しませんし、MT4からみても「移動した」ようには見えていません。(したがって、MT4は通常通り動きます)
後は容量を気にせずバックテストするだけです!
これで、容量不足は大抵解決できると思います。
SSDでバックテストをしても、(内蔵)HDDでバックテストをしても(体感では)それほど速度は変わらない印象です。(シーケンシャルでの読み込み/書き込みが多いのでは無いかと思います)
ただし、外付けHDD(USD3.0)では目に見えて遅くなりましたので、外付けHDDに移そうと考えている場合には気をつけてください。(他のものをシンボリックリンクで移した方が良いかも知れません)
シンボリックリンクを削除する(元に戻す)
普通にエクスプローラーからフォルダを削除するように「削除」するだけで消せます。(実体は残っています)
シンボリックリンク削除後に実体(例ではDドライブに移したフォルダ)を移動するだけで元に戻ります。
以上、「MT4のデータフォルダを移動する方法」でした。
※バックテストの問題だけであれば、testerフォルダだけ移動して、testerフォルダをシンボリックリンクにしてもOKです。私はHistoryの容量もバカにならなかったのでデータフォルダを丸ごと移しました。
コメント
参考になりました。
5~6回バックテストをやってはデータを消していたので、助かりました。
コメントありがとうございます。
私も以前は通貨ペアを変えるたびに削除しながらバックテストしていました。
ちょっと面倒ですよね・・・。これからは思う存分バックテストしてくださいっ!(笑)
あけましておめでとうございます。
この記事参考になりました
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
コメントありがとうございました!