グリッド発注システム GridOrderCsv【MT4/MT5 両対応】

ご連絡・雑記

GridOrderCsvはMetaTrader4(MT4)またはMetaTrader5(MT5)で「グリッドトレード」を簡単に実行できるようにするシステムです。

GridOrderCsvには以下のような機能・特徴があります。

  • 条件を入力するだけで任意の指値・逆指値注文を任意の数だけ発注できます。
  • 条件に沿って注文を作成した後、手入力で修正してから発注することも可能です。
  • 作成した注文を保存し、Excelなどで修正・発注できます。
  • Excelなどで作成したCSVファイルを読み込み、一括発注することができます。
  • マジックナンバーを指定して発注できます。

条件を入力後、「生成」ボタンをクリックすると一覧表に発注が生成されます。
内容を確認・必要に 応じて修正後、「発注」ボタンをクリックするとMT4またはMT5に発注します。

GridOrderCsvの主な使い方

1.設定画面

最初に使用するMetaTraderを設定・認証します。登録できる講座数は最大で5口座です。
「別名」で使用する MetaTraderに名前を付けておきます。わかりやすい名称を付けてください。(ブローカー名などを含めると良いと思います。)

2.グリッド注文の生成と発注

設定が終わると「対象」に「別名」が表示されます。発注したいMetaTraderを指定してください。

「対象」を指定すると、そのブローカーで使用できる通貨ペアが取得されます。通貨ペアを指定します。

「方向」は買(Long)か売(Short)です。「買のみ」を指定すると「BUY LIMMIT(買いの指値)」と「BUY STOP(買いの逆指値」のみ生成します。「売のみ」であれば「SELL LIMMIT(売りの指値)」と「SELL LIMMIT(売りの逆指値)」のみです。

「両方」を指定すると売りと買いの両方を生成します。(この場合、「基準価格を中心に「本数」の半分ずつ「買」と「売」を生成します。

基準価格142.783円で10本、0.1円刻みに発注する例です。
基準価格よりも高い価格にBUY STOPを5本、低い価格にSELL STOPを5本生成します。

増分種類はロットの増分です。無しにすると数量に指定したロット固定、加算にすると入力した数値の分だけロットが加算されていきます。減算したい場合には「加算」を選択した状態でマイナス値を入力して下さい。

乗算は入力した数値の分だけロットを乗算します。除算の設定はありませんが、0以上1未満の数値を入力することで対応できます。(0.5で乗算 = 2で除算)

以下は増分種類の例です。

増分種類:無し

増分種類:加算(正の数)

増分種類:加算(負の数)= 減算

増分種類:乗算(整数)

増分種類:乗算(除算)

「係数」は「間隔」に乗算する値です。上記のように「等間隔で生成」する場合には1.0を入力します。価格が離れるたびに間隔を広げる場合には1.0より大きな数値を入力し、逆に価格が離れるたびに間隔を狭くする場合には1.0より小さな数値を入力してください。

少しずつ間隔が広がる例

現在価格(142.783)から上下に5本ずつ、1本毎に2倍の間隔を空けて発注しました。

ストップ・ロスやテイクプロフィットを設定したい場合にはS/L(StopLoss)とT/P(TakeProfit)に「価格」を入力します。
例)EURJPYで0.1円のStopLossを設定したい場合にはS/Lに1.0と入力

3.注文の取り消し

注文に誤りがあった場合など、キャンセルしたい場合には「キャンセル発注」ボタンを押します。

生成した内容を「保存」ボタンで保存しておくと、後日キャンセルすることもできます。(「待機注文」のみキャンセルできます。指値・逆指値に指定した価格に到達し、実際に「買」や「売」の注文が実行されてしまった場合にはキャンセルできません。)

CSVファイルを作成して読み込ませる方法

グリッド発注システムではCSVファイルを生成、そのファイルを読み込ませることができます。

CSVの形式は以下のとおりです。

取引種別数量通貨ペア価格S/LT/Pコメント

独自の計算式などで価格幅を設定されている方は、グリッド発注システムでご希望の設定に近い注文を生成してから、「保存」ボタンでCSVファイルを保存し、そのファイルをExcelファイルで編集後、グリッド発注システムの「CSV読み込み」で読み込んで発注すると間違いが少ないかと思います。

CSVファイルの編集をしたいがMS Officeを持っていない‥という方は、無料のOfficeを使ってみてください。

Libre Office https://ja.libreoffice.org/

これ以外にもMicrosoftのOffice Onlineが無料で使えます。また、Googleにもスプレッドシートの操作が可能なGoogle Docsというアプリケーションも無料で使用できます。

詳細は私が昔書いた記事を御覧ください。

★無料でOfficeを使う方法
  https://emija.hatenablog.com/entry/2014/03/01/193852

ご購入方法

以下のサイト(私が運営しているショップ)にて販売中です。
価格は4,900円ですが、発売記念価格として期間限定で3,400円とさせていただいております。

グリッド発注システム GridOrderCsv

注意事項

当ツールを利用したことに関連して生ずる損害について、一切責任を負いません。(自己責任でお使いください)
ご購入者は個人使用・業務使用に関わらずご使用いただいてかまいません。
当ツールの加工・販売等は禁止といたします。

なお、ライセンスは1つのご注文につき5ライセンス(5口座まで)となっております。5口座までは同時に使用できます。それ以上必要な場合にはライセンスを削除するか、もう1つご購入ください。
※本製品はデモ口座も1ライセンス使用いたします。
※ 不要なライセンスは削除することができます。

開発後記

開発の発端となったのは「CSVファイルを読み込んで発注させるシステムは無いか」という問い合わせからでした。
これだけであれば「無料ツール」で公開することになるかと思ったのですが、もっと機能を強化して、さらにMetaTrader5にも対応することで有料ソフトとして販売することにしました。

MetaTrader5のプログラムは今回が初めてだったのですが、MetaTrader4のプログラムがそのまま使えるように開発し、保守作業を低減させました。(プログラムが異なると、2つとも修正と試験をすることになり、保守作業が2倍‥まではいかなくても1.5倍くらいにはなってしまいます。)

複雑な計算式を用いて発注する場合にCSVを編集することで対応することができるはず‥と思っていますが、もし対応できない、あるいは「これがあると指値・逆指値の生成がかなり楽になる」というようなご意見がございましたら、ご連絡ください。機能追加・改修の検討をさせていただきます。

本ツールが皆様のトレードのお役に立ちましたら幸いです。

コメント

  1. かず より:

    お世話になります。グリッド発注システムの購入を検討しているかずと申します。
    数カ月前からFXを始めました。
    本題ですが、グリッド発注システムについて確認させてください。
    ①.成行注文できる機能を追加して頂くことは可能でしょうか。
    ②.現在CSVから発注とのことですが、パネルから発注する機能を対応して頂くことは可能でしょうか。1クリックで指定回数分、指定LOT分の成行注文を一括注文してくれるパネルをイメージしています。

    その他の質問です。
    ③.仮に個別で開発依頼することは可能でしょうか。その場合の単価を教えてください。(呼び値かと思いますが1万円を上限として考えています)

    お忙しいところすみませんが、ご回答よろしくお願いいたします。

    • emija より:

      ご回答が遅くなりまして申し訳ございません。
      グリッド発注で成行注文という意味がよくわからないのですが‥
      例えば0.1Lotを10個、全部で1.0Lotをボタン一つで発注する‥ということでしょうか。(ボタンを10回押すだけの作業を1回にするということですか?)
      それでしたら本ツールとはほとんど関係がありませんので、「EA開発 代行」などで検索して開発代行に依頼するのがよろしいかと存じます。
      ※私は個別開発を一切行っておりません。

  2. Tricky より:

    はじめまして、購入を検討していますので数点教えていただけますでしょうか。

    ①複数ポジションを同じ価格で一括決済するために、S/LとT/Pをレートで設定したいのですが可能でしょうか? もしくはポジションから何Pips離れた位置というようなPips入力でしょうか?
    (別ソフトMT4スピード注文の様にレート入力とPips入力を選択切替可能であれば理想的ですが)

    ②または、画面のセル内の数値はExcelの様に複数セルに同値を直接一括で入力できるのでしょうか?

    ③やはり、EAでしょうか?
    (既存のEAとの切替を検討する必要があるので)

    お手数ですがよろしくお願いします。

    • emija より:

      「既に保持しているポジションのSLとTPを設定したい」ということでしょうか、それでしたらGridOrderCSVではなくPositionSummaryList の機能になります。
      ただ、PositionSummryListで可能なのは「一度に設定」ではなく、(Excelで言うところの)セルを一つずつ入力することです。
      Pipsでの指定は無く、価格を直接入力します。
      ★MT4/MT5両対応 ポジション集計管理ツール「PositionSummaryList」
      https://tasfx.net/2018/08/07/post-9311/

      GridOrderCSVは新規にまとめて新規発注(待機注文)する場合に使用します。

      GridOrderCSVもPositionSummryListも本体はWindowsアプリケーションです。
      ただし、MT4側で注文を行うために注文用のEAを併用しています。

      以上、よろしくお願い申し上げます。

  3. Tricky より:

    ご回答頂きましてありがとうございます。

    既に保持しているポジションではなく、エントリー用の指値を新規発注する際にロットサイズを少しずつ増加させながら等間隔で発注しています。
    その際にすべてのオーダーのSLとTPをそれぞれ同じレートにしています。
    これがエントリーから何Pips離れた位置に設置という指定方法であると不都合であると心配しています。
    価格を直接入力できるという解釈でよろしいでしょうか?

    現状これらを手作業で行うのがなかなか手間なので、GridOrderCSVを使用させていただくことで効率化できないかと考えた次第です。

    GridOrderCSVも複数セルを一つずつしか変更できないのでしょうか?

    よろしくお願いします。

    • emija より:

      画面上からは1つずつになりますが、本ツールはCSVファイルによる読込み、発注が可能ですので、Excelで編集して、ファイルを読み込んで発注します。
      画面で作成した後にCSVファイルを作成、Excelで編集して読み込ませても良いですし、ExcelでCSVファイルを作成し、それを読み込ませても構いません。(形が合っていないと読み込めませんので、最初は本ツールでCSVファイルを作成していただくことをおすすめいたします)
      Windowsアプリのグリッドでできることは少ない(セルを1つずつ編集できるくらいです)ので、基本的にはExcelで修正すると思っていただいて差し支えないかと存じます。

  4. Erica より:

    グリッドトレードシステムの購入を検討しています。一度に発注できるポジション数に制限はありますか?

    • emija より:

      ご回答が遅くなりまして申し訳ございません。
      ポジション数に制限などは設けておりません。

  5. やま より:

    初めまして、購入検討しております。
    2点質問があります。よろしくお願いいたします。

    ①注文を入れる際に
    1つ目のロットを0.1
    2つ目のロットを0.2
    3つ目のロットを0.3

    というようにロット数を変えて注文を入れることは可能でしょうか?

    ②もし①が可能でしたら次回以降の注文を入れる際に①で設定したロット数を再度入力せずに注文することは可能でしょうか?

    • emija より:

      ロットを書き換えて注文することは可能です。
      再入力せずに‥というのはできません‥。
      一度CSVファイルを保存し、表計算ソフトで編集、編集したファイルを読み込ませる方が早いケースもあると思います。

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